カリカリのポークフィレに桃のブラックビネガーパイナップルソース漬けを添えて
ワインと料理の相性
カリカリの豚肉のクレピネットのような料理は、エンツォ・ヴィンチェンツォ・プーリアIGTのようなコクのあるワインとの相性は抜群です。ワインのコクと料理に含まれる食材と香辛料の濃厚な香りが見事に調和しています。そして、ワインの熟れたダークチェリーと新鮮なハーブの香りと濃厚な甘さがアウシェフの作る料理の味わいをより引き立てます。
材料
- イタリア産アチェート・バルサミコ酢100年もの 80g
- イベリコ豚のぶつ切り 100g
- 玉ねぎ 5g
- 生姜 5g
- シュガーメロン 8g
- 果物の実
- レース脂肪(クレピン) 40g
- でんぷんのり(フレンチスタイル) 100g
- ミョウガ 5g
- パイナップル 40g
- 新ショウガ 40g
- 赤唐辛子 5g
調理法
- 豚肉を小さく角切りにする
- 玉ねぎ、生姜、シュガーメロン、ナッツ、ゴマを加え、よく混ぜる
- 1、2で作ったものをクレピンで包み、冷蔵庫で冷やす
- 冷蔵庫で1時間冷やしたら、でんぷんのりを絡めて、カリッとするまで十分揚げる
- パイナップル、生姜、玉ねぎ、赤唐辛子、砂糖、イタリアンバルサミコを合わせて炒める
- 仕上げにミョウガを飾ったら完成
ワイン
“エンツォ・ヴィンチェンツォ”プーリアIGT (Enzo Vincenzo)
スガルツィ・ルイージ (Sgarzi Luigi)
ワインの概要 | “エンツォ・ヴィンチェンツォ”は、プルーリア州で栽培されているネグロ・アマーロ、プリミティーヴォ、そしてメルローといったブドウから造られます。プーリア州では、アパッシメント(乾燥させる)と呼ばれる方法を採用しており、ブドウを干しブドウのように乾燥させることで、香りや風味に極上の甘みを与えることができます。 |
国 | イタリア |
地域 | イタリアプーリア州 |
年代 | 2016年 |
ブドウ | ネグロ・アマーロ、プリミティーヴォ、メルロー |
色 | 深いルビーのような赤色 |
香り | 熟したダークチェリーとフレッシュなハーブ、そしてバニラが混ざり合ったような豊かで複雑な香り |
味 | ソフトな渋みと甘いバニラの香りがバランスよく混ざり合っている |
アルコール度数 | 15% |
熟成 | オーク製のバリック(ワインを熟成させるための小さな木製容器)で熟成 |
ワイナリー
スガルツィ一家は、カステル・サン・ピエトロ・テルメで何世代にも渡りブドウを栽培し、ワインを製造してきました。この町は“ワインの道”にあり、美食家の訪問リストにも挙がるような場所です。平地と丘の中に位置し、エミリアとロマーニャの境にあります。この地域では古代からずっとブドウ作りが行われてきました。
このワインが最初に知られるようになったのは1933年で、現在のワイナリーのオーナーの祖父、ルイジ・スガルツィ氏がまだ小さかったワイナリーを経営しており、ボローニャにある有名なホテルに馬車でオーク樽に入ったワインを運んだ時でした。
自分たちのブドウ園で生産されたワインを宣伝するためだけではなく、世界中に最高のイタリアワインを伝えるために、カンティーネ・スガルツィ・ルイジ社は、早い時期から本物であることにこだわり、伝統的なブドウの栽培法と最新の技術を組み合わせながら土地とワイナリーに投資を続けてきました。毎年ワイン輸出量が増加し、今では世界80カ国以上でワインを販売するほどの大きな会社へと成長しました。
オリジナルのワインと料理の組み合わせ
このガイド、そしてプログラム(“Chinese cuisines meet Italian wines”)は、“The I Factor Limited”の“MELIUS”の一環であるイタリアンワインバンク(the Italian Wine Bank)によって推進されています。このガイドは、香港にあるCCI(the Chinese Culinary Institute of the Vocational Training)、クラブチャイナ・イタリアンソムリエ協会(Club China AIS)、そして“Italian Wines World Summit”の協力によって実現しました。
このガイドは、これから数年間でより多くの支持を得られると思われる壮大なプロジェクトの第一歩として始まりました。このガイドは、新しい食文化の理解を促進すると同時に、イタリアのワイン市場の評価基準や中国、香港、マカオ、台湾、シンガポール、そして世界中で活躍する近代中華料理のシェフやレストランオーナーの紹介をすることを目的としています。
元のワインと料理の組み合わせはChinese Cuisines Meet Italian Winesをご覧ください。