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ラ・ジョイヨーザがアジアに上陸!Flavio Geretto氏がプロセッコについて語ります

スパークリングワインは好きですか?もし、そうならば、これはぴったりの記事ですよ。私はいつでもどんな場所でもスパークリングワインを好むのですが、実は、現在、WSETの資格のためにスパークリングワインについて勉強をしているところです。なので、今回、ラ・ジョイヨーザのグローバル・エクスポート・ディレクターであるFlavio Geretto氏にお話を伺い、ラ・ジョイヨーザが中国、東南アジア、そしてアジア太平洋地域全域に輸出しているプロセッコに種類について学ぶ機会に恵まれたのはとても幸運でした。

ラ・ジョイヨーザの名前を聞いたことがなくても、特別な哲学や価値観を共有しているイタリアのワイングループであるモレッティ・ポレガート家と繋がりがあることはご存じかもしれません。ワインの新鮮さとピュアさを最大限に生み出す持続可能な農業、環境への配慮、そしてワイン製造工程全てが、ラ・ジョイヨーザを特徴づけています。Flavio氏との話に入る前に、まずは簡単にプロセッコについて見てみましょう。

プロセッコとは何か?

ラ・ジョイヨーザがアジアに上陸!Flavio Geretto氏がプロセッコについて語ります

まず初めに、プロセッコとはいったい何なのでしょうか?実は、ワインと地域両方のことで、定義としては、プロセッコワインはプロセッコ地域で生産されなくてはなりません。プロセッコDOCアペラシオン以外で作られたスパークリングワインには、他の名前を付ける必要があります。イタリアのベネト州の北東、ヴェニスにほど近い場所に位置するこの地域は、長年、白ワインの生産で知られており、プロセッコはその中でも世界中で最も人気のあるワインの一つです。他の品種がほんの少し使われることもあるのですが、プロセッコは主にグレラというブドウ品種から作られています。

Flavosi氏は「プロセッコは、料理とのペアリングにおいても、価格においても、大衆的なワインなんだ」と言っています。確かに、プロセッコは、シャンパンの価格と比較するとかなり魅力的な価格で販売されているので多くの人にとって手に取りやすく、そして料理との相性も非常にいいワインです。スタイルとしては、軽く、キレがよくさわやかで繊細な泡のワインで、フレッシュでフルーティな香りとアロマで知られています。したがって、プロセッコは若いうちに楽しむワインで、製造後は早めに飲むのが一般的です。また、ワイナリーでの熟成期間もありません。これが、プロセッコのフレッシュな果実の香りとシャンパンのトーストのような香りとの違いです。

ラ・ジョイヨーザとは

ラ・ジョイヨーザがアジアに上陸!Flavio Geretto氏がプロセッコについて語ります

トレヴィーゾにあるラ・ジョイヨーザは、その名前は古代都市に由来し「The March of Treviso, the joyful and loving」というモットーを掲げています。1970年代に設立された家族経営のラ・ジョイヨーザは、喜びと愛をワイン造りに与え、ブドウ作りとワイン造りにおいて革新的で持続可能な方法を採用し、いくつものアペラシオンで様々なプロセッコを生産しています。何世代にも渡り家族で営まれてきたこのワイナリーは、世界中のワイン愛好家に素晴らしいワインを届けています。

ラ・ジョイヨーザの驚くべきことのひとつは、大量のワインを生産しているにもかかわらず、高品質のワインを造り出すために必要な厳しい生産管理を常に行っていることです。生産量において世界トップ5に含まれているとなれば、生産過多の危険性や手抜きなどが行われているのではないかと心配になるかもしれません。しかし、Flavio氏によれば、モレッティ・ポレガート家はこの土地の出身で、家名やワイン製造地の評判を損なわないよう常に気を配っていると言います。さらに「ワイン生産において高品質なブドウを入手することを可能にするために、7つのブドウ栽培業者と取引しており、栽培には常に目を配っています。そして、これらのブドウ生産者とは何十年もの付き合いなのです。このように、私たちは、ブドウのフレッシュさと混じりけのなさを最大限に引き出すワイン製造過程を作り上げてきました。」と話しています。

他の大量生産のマス・マーケットプロセッコブランドは、香りを誤魔化すために大量の砂糖を使用しており、ラ・ジョイヨーザの混じりけのない果実の香りとの違いは一目瞭然です。ラ・ジョイヨーザは、トレヴィーゾのあらゆる場所からブドウを仕入れ、プロセッコDOCの広範囲におよぶ地域やアゾロやコネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ、カルティツェなどのプレミアムエリアにおいてワイン作りを行っています。

特別な製造

ラ・ジョイヨーザがアジアに上陸!Flavio Geretto氏がプロセッコについて語ります

Flavio氏は「時間はプロセッコにとっては敵なのです。そのため、私たちはワインの製造過程において発酵を一度しか行わないのです。この地域において、この製造方法を採用しているワイナリーは、実は私たちだけなんです。」と言います。一般的に、プロセッコの製造においては、まずブドウの収穫後に発泡していない状態で発酵させ、ワイナリーがスパークリングワインの生産の準備ができるまで大きなタンクで保存されます。その後、密閉タンクの中で第二次発酵を行い発泡させます。ラ・ジョイヨーザでは、プレスした直後にブドウ果醪を凍らせ、0度に保つことで新鮮さを保ちます。そして、ワインを造る段階になったら、一度だけ発酵させます。タンクで保存させることはないので、新鮮でキレの良いワインが出来上がります。それでは、プロセッコ・トレヴィーゾ・ブリュット・ラ・ジョイヨーザを始め、ラ・ジョイヨーザの手がけるプロセッコを見ていきましょう。

プロセッコ・トレヴィーゾ・ブリュット・ラ・ジョイヨーザ

La Gioiosa Prosecco DOC Treviso Spumante

このワインは、長年スパークリングワインの生産が行われてきたトレヴィーゾDOCプロセッコ地域で製造されています。トレヴィーゾはイタリアヴェネト州にある都市で、ヴェニスの北東に位置しています。このブリュットスタイルのプロセッコには、ほんのりとした甘みが感じられます。この甘みのおかげで、ワインは丸みを帯びたなめらかな口当たりになり、食前酒としてもぴったりです。美しい淡い金色の、白い花やリンゴ、なしの香りを帯びています。きめの細かい泡がはじける魅惑的なワインです。

このさわやかな酸味のワインは、食欲を増進させ、味覚を刺激するので、塩気の強い食事や休日のリッチな食事にもぴったりです。伝統的なイタリア料理とも相性がよく、チーズや豚肉、特に半硬質なものやフルーティなチーズ、またはリッチでやわらかいトリプルクリームチーズとの組み合わせは最高です。ナシやイチゴ、りんごを使ったサラダを組み合わせれば、ワインのフルーティな香りが引き立ち、そして、このワインの酸味はヴィネガーに負けることはありません。また、口の中がすっきりするので、てんぷらなどの揚げ物との組み合わせもおすすめです。

ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレDOCG・ラ・ジョイヨーザエクストラドライ

La Gioiosa Valdobbiadene Prosecco Superiore DOCG Extra Dry

ヴァルドッビアーデネ・プロセッコ・スペリオーレDOCGのラ・ジョイヨーザエクストラドライは他のスペリオーレ地域よりもほんの少し糖度が高く、品質がいいのが特徴です。ヴァルドッビアーデネのブドウ畑は主なプロセッコCODの平地と違い、急な丘の中腹にあるので、大変な肉体労働と手作業が必要になります。このアペラシオンでは、品質が良く、複雑な味わいのワインが作られています。ラ・ジョイヨーザエクストラドライは、伝統的なリンゴやなし、白い花の香りに加えてトロピカルフルーツやピーチがほんのりと香ります。さわやかな酸味が、このオフドライなプロセッコの甘さを調和してくれます。

エクストラドライのプロセッコとデザートをペアリングさせるのが、私のお気に入りです。自然なフルーツの香りのワインは濃厚な甘さのデザートと組み合わせることで、ちょうどいいさわやかなデザートワインになり、口の中の甘さを緩和してくれます。濃厚なデザートワインではなく、はじけるようなワインで食事を終えたり、フルーツやクリームタルト、チーズケーキと一緒に楽しんでみたりしてはいかがでしょうか。もちろん、グレーズド・ハムやポークベリーなど甘みのあるメイン料理との組み合わせもおすすめです。さらに、アジア料理との相性も良く、料理に使われているガーリックやジンジャー、レモングラス、ごまなどのスパイスともよく合います。ワインの甘みが料理の辛さを緩和し、さらにワインにボディを与えてくれます。

ラ・ジョイヨーザが中国、日本、そして東南アジアで入手可能に

ラ・ジョイヨーザのエクスポートディレクターとして、Flavio氏はアジア太平洋地域へラ・ジョイヨーザを紹介してきました。そして「30年以上も前ですが、私たちにとって、日本がアジア太平洋地域では最初の市場でした。今では、アジア太平洋地域の全ての市場に進出しています。現在、世界111ヵ国にワインを輸出しており、アジアでの知名度を上げようと活動しています。」 と話しています。ラ・ジョイヨーザのワインは酒屋、スーパーマーケット、そしてレストランなど、みなさんのお気に入りの場所で手に入るようになります。見かけたら、ぜひ試してみてください。

Flavio氏が指摘していたことで、重要なことは、プロセッコは様々なアジア料理と相性がいいということです。私もその通りだと思います。そして、Flavio氏はこのように言っています。「スパークリングワインは様々な料理と相性がよく、特にてんぷらなどの揚げ物やアジア料理で使用されているスパイスとの組み合わせは最高です。」シャンパンのほうが有名なのですが、私個人の意見としては、プロセッコはシャンパンよりも様々な郷土料理と相性がいいように思います。シャンパンは多くの製造工程を経て造られるので香ばしいパンのような香りがし、多くのアジア料理で使用されているスパイスやハーブとはあまり相性がよくありません。プロセッコのさわやかな酸味や果実の香りがチリの辛さを抑え、ハーブの香りとも相性が良く、さらに、プロセッコのしっかりとしたストラクチャーは辛い食事やラーメンともよく合います。

また、カクテルのミキサーとしても使うことができます。スパークリングワインを使ったカクテルはさわやかで、そして華やかで、たくさんのフレーバーのカクテルを作ることができます。ラ・ジョイヨーザは、低カロリーまたはゼロカロリーのワインも販売していますので、お酒を楽しみたいけれども、カロリーが気になる方にはぴったりです。

ラ・ジョイヨーザのワインはお祝いの席や、スパークリングワインを飲みたい時はいつでも楽しめるお酒です。まだプロセッコを飲んだことがない、もしくは、ちょっとおしゃれで季節にぴったりなお酒を探しているのであれば、ぜひラ・ジョイヨーザのワインを試してみてください。ラ・ジョイヨーザのワインは料理との相性も良く、様々な風味やどんな料理にもよく合います。次にパーティをするときには、ぜひラ・ジョイヨーザのワインを開けて楽しんでみてください。Santé!

ラ・ジョイヨーザがアジアに上陸!Flavio Geretto氏がプロセッコについて語ります
Campaign Financed According to EU Reg. N. 1308/2013

シーダー

シーダー・ストルテナウはシカゴを拠点とするワインライター、又、コンサルタントであり、テクノロジー業界で短期間働いた後、彼女は、あらゆる食に対しての関心が高かったのでワインに拠点が戻りました。彼女が特に注目しているのは、消費者がワインを買いやすくなることと、あまり知られていない品種に関心を持てるようになることです。シーダーは現在、ワインの小売業で仕事をしているほか、ワインに関する記事を書いたり、小規模生産者のブランド開発に関するコンサルティングを行ったりしています。

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