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ワインの買い方:販売員に手伝ってもらうためには

ワインを購入する時、恐らくどのような風味のワインが良いのかは既に決まっているのではないでしょうか?もしくは、どのような時に飲もうと思っているのか決まっているのではないでしょうか?しかし、お店でどのようにそれを伝えたらいいのか、いい言葉が見つからないということがあるかもしれません。

ワインショップで働いていた時、私の仕事の90%は、実は、ご自身がうまく説明できていないけれど、お客様がどのようなワインを求めているのかを見極めることでした。これからご紹介する質問を利用してどのようなワインを求めているのかを説明すれば、失敗せずに求めているワインを購入できるはずです。

赤ワインか?白ワインか?

ワインの買い方:販売員に手伝ってもらうためには

恐らく最も基本的な質問だと思うのですが、少し考えてみましょう。どちらのワインの方が好きかということではありません。ワインを飲むときの気温や、どのような料理と合わせてワインを飲むのかということを考えてください。

振る舞う予定の料理には白ワインだけれど、いつもは赤ワインを好んで飲んでいるという場合には、ぜひ、お店にそのように伝えてみてください。もちろん、その逆もしかりです。そうすれば、お料理にも合うけれど、みなさんの好みも考慮に入れて適切な一本を見つけてくれるはずです。

なにと組み合わせますか?どんな料理を振る舞いますか?

ワインの買い方:販売員に手伝ってもらうためには

これは最も重要な質問です。もし特定の料理に合わせてワインを買うのであれば、料理との相性を考えなくてはいけません。どんなワインであっても、気にせず食事のときに飲むことはできるのでしょうか?もちろんです。しかし、適切ではない組み合わせをしてしまうと、ワインの味わいも料理の味わいも引き立てることはできません。

そこで、振る舞う予定の料理にはどのようなワインが合うのかを是非聞いてみてください。お肉はどのように調理するのか、どのようなソースを使うのか、使用するスパイスは何かなど、様々なことを質問されるはずです。相性の良いワインを見つけるためには必要なことなのです。もちろん、すすめられたワインを買う必要はありませんが、どのようなワインとの相性が良いのかを知ることで、きっといい買い物ができるはずです。

いつワインを開けますか?

ワインの買い方:販売員に手伝ってもらうためには

高価なワインを購入するのであれば、これは重要な質問です。しばらく熟成させてから飲むワインもあれば、若くフレッシュなうちに飲むワインもあります。全てのワインが熟成させれば美味しくなるというわけではありません。低い価格帯のワインは、たいてい、出荷されてからすぐ、もしくは1、2年の間に飲むものです。

購入したその日に飲むのであれば、既に飲み頃のワインを買わなくてはなりません。同様に、しばらく熟成させようと思っているのであれば、いつ頃飲む予定なのかも考えなくてはいけません。飲み頃になる前に開けてしまってももったいないですし、飲み頃を逃してしまいボトルを開けたころにはすっかり味が落ちてしまっているのももったいないのです。

甘いワインですか?残糖量はどのくらいですか?

とても甘いワインが好きだという場合や辛口のワインが好きだという場合には、ぜひこの質問をしてみてください。特にスパークリングワインやデザートワインを購入するときには重要です。“フルーティである”というのと“フルーツの味わいが強い”というのは、甘さが同程度と言うわけではありません。

スパークリングワインとデザートワインに関して言えば、様々な甘さのスタイルがあり、その甘さの度合いもたくさんあります。辛口が欲しいのか、やや辛口なのか、それともやや甘口なのか、甘口が欲しいのか、もしくはとても甘いワインが欲しいのか、考えてみてください。ただし、どのような甘さのワインが欲しいのか既に分かっていれば、なのですが。

どんなワインと似ていますか?いつもどんなワインを飲みますか?

好みのワインのスタイルやワインの製造者がわかるのであれば、ワイン選びにとても役に立ちます。

どのようなワインが好きなのかを上手く説明できなくても、好みのスタイルや製造者を伝えれば、好みに合うワインを探す手掛かりになります。ただし、このような情報を基にワインをすすめるためには、ワインや製造者に対しての知識が十分にある人でなくてはなりません。

予算はいくらくらいですか?

ワインの買い方:販売員に手伝ってもらうためには

たいていこの質問をすると、私が出来るだけ高いワインを買わせようとしていると思い、お客様はあまりこの質問には答えたがりません。そういうわけではないのです。ワインをおすすめする前に、いくらくらいならいいのか、予算を知りたいだけなのです。予算が20ドルにも関わらず50ドルのワインをおすすめするのではなく、予算に合わせて、私の一押しの20ドルのワインをおすすめしたいだけなのです。

同様に、贈り物としてワインを探していて、200ドルほどの予算がある場合には、50ドルのワインに時間をかけることもしたくないのです。お店は、お金を使わせようとしているのではなく、お客様の予算に合わせて最高のワインを提案したいと思っています。

早速購入してみましょう

次回ワインを買いに行くときには、ぜひ、ここでご紹介したことを思い出してみてください。みなさんがお店でこのような質問してみたり、このような質問をされることがあるかもしれません。質問に対する答えが用意されていれば、お店の人もスムーズに好みのワインを探すお手伝いができますし、みなさんも思っていた通りワインを購入し、楽しむことができるはずです。

シーダー

シーダー・ストルテナウはシカゴを拠点とするワインライター、又、コンサルタントであり、テクノロジー業界で短期間働いた後、彼女は、あらゆる食に対しての関心が高かったのでワインに拠点が戻りました。彼女が特に注目しているのは、消費者がワインを買いやすくなることと、あまり知られていない品種に関心を持てるようになることです。シーダーは現在、ワインの小売業で仕事をしているほか、ワインに関する記事を書いたり、小規模生産者のブランド開発に関するコンサルティングを行ったりしています。

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