シーフード料理に合うワインを選ぶヒント

シーフード料理に合うワインを選ぶヒント
シーフード料理に合うワインを選ぶヒント

シーフードにはどんなワインを合わせたらいいのだろう?という質問をよく聞きます。少し言いにくいのですが、明確な答えはありません。むしろ、正解は一つだけではないのです。シーフードは非常に大きなカテゴリーで、魚介類の種類は豊富で、その調理方法も実に様々です。

料理に合わせてワインを選ぶには、使われているシーフードの種類や調理法を考慮に入れる必要があります。ここでは、いくつかの代表的な調理法とレストランでよく見かけるシーフード料理を挙げて、どんなワインと相性が良いのか、その理由も合わせてご紹介します。

生牡蠣

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白ワインと牡蠣は典型的な組み合わせで、アペタイザーやおつまみとしてもおすすめです!牡蠣には酸味が強くキレがいい冷えた白ワインを合わせるのが王道の組み合わせです。ソーヴィニヨン・ブランやスペイン産のベルデホ、シャブリのシャルドネは牡蠣との相性が良く、生牡蠣とたいてい一緒に出されるレモンやヴィネガーのさっぱりとした酸味ともよく合います。

グリルしたホワイトシーフード

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ここでは、カレイやヒラメなどの白身魚、エビやロブスター、ホタテなどの魚介を考えてください。今挙げた魚介類は、ただグリルしたり、さっと焼いたりしてレモンなどのシンプルな味付けをするだけで、簡単に調理することができます。このような料理は濃厚なソースや味付けで白ワインの繊細な味わいを損なうことがありません。オークド・シャルドネやコート・ド・ボーヌの白のバーガンディー、アルバリーニョ、辛口のシュナン・ブラン、白のボルドーといった少しボディのあるワインを選ぶことをおすすめします。

フィッシュカレー

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アジアの多くの国には、魚やシーフードを使ったカレーがよくあります。しかし、カレーは香りがとても強いので、ワインとの組み合わせが難しい料理のひとつでもあります。カレーと組み合わせるのであれば、辛口ではなく、いくらか残糖量のあるワインを選ぶとカレーのスパイスや辛さにワインの香りが負けることはありません。アルコール度数が高いと辛さを際立たせてしまうので、スパイシーで辛口のカレーであればアルコール度数の低いワインを選ぶと良いでしょう。ヴーヴレ・ドゥミ・セックやアルザスのピノ・グリ、ドイツのリースリング アウスレーゼ、リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、マスカット、ピノブランをブレンドしたエーデルツヴィッカーなどを組み合わせてみてください。

魚介の天ぷら

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天ぷらの風味は使用する油によって変わることもあるのですが、ここではどんな天ぷらとも相性がいいワインをご紹介します。まず、ニュージーランド産のソーヴィニョン・ブランやグリューナー・ヴェルトリーナー、サンセールなどのスパイシーで青々とした香りの白ワインは相性が良いです。酸味があり軽く、そしてフルーティな味わいのロゼワインも天ぷらによって風味が損なわれることなく、歯ごたえのある魚介のほんのりとした甘みを引き立てるので、おすすめです。

脂の乗っている魚

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このカテゴリーに入るのは、マグロやサーモン、メカジキなどの身がしっかりとしていて脂肪含有量の高い魚です。この種の魚は風味が強いので、芳醇な白ワインや軽めの赤ワインと組み合わせても負けることはありません。ホワイトシーフードよりも白身の肉に似ています。この種の魚料理に白ワインを合わせるならば、力強いフルボディのワインを選んでみてください。どのように調理するかにもよりますが、グランド・クリュ・ホワイト・バーガンディーやフルボディのカリフォルニア産やオーストラリア産のシャルドネ、コンドリューやシャトーヌフ・デュ・パプのローヌワインの白はどうでしょうか。赤ワインならば、カリフォルニア産やニュージーランド産のライトボディのピノノワールやバーガンディーのシャンボール・ミュジニー、ライトボディのサンソーやカリニャンをブレンドした赤ワインを選んでみてください。

甘酸っぱいシーフード料理

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この種類の料理には甘めのワインを合わせるか酸味の強いワインを合わせるか、組み合わせに悩むかと思いますが、ぜひ甘めのワインを合わせてみてください。甘めのワインは料理の酸味を和らげ、風味を損ねることがありません。芳醇で香りの良いヴィオニエやイタリア産のモスカートなど、口当たりがよく芳醇な赤ブドウを使用したワインを選びましょう。ほんのり甘いワインとの相性は抜群です。軽すぎるロゼワインや酸味の強すぎるロゼワインは料理の苦みを引き出してしまうので、選ばないようにしましょう。

寿司

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様々なスタイルの寿司がありネタの種類も多いので、相性の良いワインを選ぶのはなかなか骨の折れる作業です。しかし、相性の良いワインを見つけるためのちょっとしたコツがあります。生魚であれば、一般的にキレのいい白ワインが合います。特定の魚との組み合わせであれば、白身魚や脂の乗った魚とワインの組み合わせは上でご説明した通りです。カベルネ・ソーヴィニョンやボルドー・ブレンド、バローロ、ブルネッロなどのフルボディや渋みの強い赤ワインと寿司の組み合わせは、ワインの風味が寿司の繊細な味わいを圧倒してしまうのでおすすめできません。赤ワインを組み合わせたいのであれば、私のおすすめはサンセールの赤ワインです。このオーク樽を使用せずに造られたロワール渓谷のピノノワールは、軽く花のような香りとスムーズでシルクのような口当たりで、寿司の持つ複雑な風味を損なうことがありません。

ここで見てきたように、シーフード料理とワインの組み合わせにはたった一つの正解というものはありません。調理法やシーフードの種類、使用している調味料などによって変わってきます。ここで紹介したことを参考にすれば、どんなシーフード料理であっても相性の良いワインを見つけることができるでしょう。そして、新しいワインを試してみるためのきっかけになれば嬉しいです。

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Cedar

執筆者 シーダー

シーダー・ストルテナウはシカゴを拠点とするワインライター、又、コンサルタントであり、テクノロジー業界で短期間働いた後、彼女は、あらゆる食に対しての関心が高かったのでワインに拠点が戻りました。彼女が特に注目しているのは、消費者がワインを買いやすくなることと、あまり知られていない品種に関心を持てるようになることです。シーダーは現在、ワインの小売業で仕事をしているほか、ワインに関する記事を書いたり、小規模生産者のブランド開発に関するコンサルティングを行ったりしています。

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