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隔離期間中の読書におすすめするワインとの組み合わせ

私もですが、多くの人が家で過ごし、今までよりも自由な時間があるのではないでしょうか。ワインを飲みながら1、2時間読書をするのが私の楽しみのひとつです。ここでは、本のジャンルごとにおすすめするワインのリストをご紹介します。

もちろん読書の際に何を飲むかは自由ですが、ジャンルに合わせて特定のワインを選んだ理由もお話したいと思います。その後の判断は、みなさんにお任せします。読書を一層楽しむことができるか、ここでご紹介する組み合わせを試してみてください。

古典文学とバーガンディの赤ワイン

古典的な組み合わせです。上手に年を取り、でも決して廃れることなく、読むたびに新しい発見がある–古典文学は上質なワインのようだと言われています。時間が経っても古びることなく、何世紀にも渡ってその類まれなる価値を讃えられてきた古典文学には、プレミアムバーガンディの赤やグラン・クリュなどが相応しいでしょう。

これらのワインは何世紀にも渡り世界中で称賛されてきました。ワインの繊細さと気品は古典物語の複雑さと調和しています。

学術誌とポートワイン

現在、いつもより時間があり、自分の専門分野の学術誌を読んだり、ワイン雑誌やレビューを読んだりされているかもしれません。もしそうであれば、ポートワインをお供に読書をしてみてください。

ポートワインは強化ワインですので、含まれるアルコール度数は非常に高いです。たった今読んだ文がなんだったか思い出せないようであれば、読書を止める時間が来たのかもしれません。しかし、滑らかでリッチな味わいのポートワインを少し嗜みながらの読書は格別です。ポートワインはゆっくりと落ち着いて飲むワインですから、勉強の最適なお供のワインです。

ファッション雑誌/美術雑誌とシャンパン

実際に、このような雑誌はじっくり読むものなのでしょうか?それとも美しい写真を眺めるものなのでしょうか?どちらにしても、このような魅惑的でキラキラとした雑誌には、シャンパンが一番似合うでしょう。シャンパンは、お祝い、お祭り、展示会、結婚式、そしてその他のきらびやかなイベントには欠かせない飲み物です。

世界中で活躍しているデザイナーやアーティスト美しい作品を眺めるとしたら、自分の手にも同じだけキラキラと輝く飲み物を持っていたいな、と思います。まるで気に入ったものを全て買うかのように、絢爛豪華で贅沢な気分に浸りたいものです。シャンパンを選ぶのは、当然のことかもしれませんね。

ディストピア小説とオレンジワイン

私には少し理解できないのですが、世の中には、パンデミックの時こそ世界の終わりを描いたようなディストピア小説を読むときだと思っている人がいるのも事実です。皮肉にも、なんとも今の状況にぴったりなのかもしれません。もし、このディストピア小説を楽しんでいるのであれば、読書のお供にオレンジワインをおすすめします。オレンジワインは、これは何?どうしてオレンジなの?本当にそうなの?どういうことなの?と、ディストピア小説を読むときに感じる疑問を抱かせてくれるワインです。

実はオレンジワインは白ブドウから造られています。プレスした後、赤ワインと同じようにしばらくブドウの皮を果汁に浸しておきます。こうすることで、普通白ワインに見られるような薄い黄色や金色のような色ではなく、オレンジ色のようなピンク色のような色になります。少しわかりにくく、少し変わっていて、一部の消費者から非常に愛されているこのワインは、瓶に詰まったディストピア小説のように思えます。

ビジネス雑誌とフルボディのカベルネ・ソーヴィニヨン

今このような時でもビジネス雑誌を読んでいるとしたら、きっと果敢な精神の持ち主なのでしょう。そして、景気をつけるための何かが必要なのかもしれません。この時期、果敢にも市場で頑張っているあなたの読書のお供には、フルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンやボルドー・ブレンドをおすすめします。

この世界的危機による金融の混乱の中、このリッチで力強いワインがきっと勇気をくれるはずです。グラスにカベルネ・ソーヴィニョンを注ぎ、読書をしながらゆっくりと味わってください。今日どんなニュースが飛び込んできたとしても、このワインの力強さが良い解毒剤になるはずです。

ロマンス小説と樽熟成のシャルドネ

8 Wine Pairing Suggestions for Whatever You’re Reading | Wine & Book Pairing

ロマンス小説はフルボディの樽で熟成させたシャルドネのために書かれたのではないかと思うジャンルです。オークっぽいのではなく、オーク樽で熟成させたものです。バターやキャラメルが香るナパのシャルドネではなく、南アフリカなどで造られる白のバーガンディやシャルドネのことです。

ロマンス小説は究極の幸せを感じられるお話で、リッチで温かく官能的なワインがぴったりです。まるで羽根布団や大好きな人に抱きしめられるように包み込んでくれるワインを飲みながら、お気に入りの二人の冒険を追いかけてみてください。

伝記とアマローネデッラヴァルポリチェッラ

伝記や自伝は、私のお気に入りのジャンルです。偉大な人物の生涯やその心の内を知るのが好きならば、じっくりと考える読書にぴったりなワインが必要です。私個人としては、イタリア産のアマローネを飲みながら世界的に有名な人たちのプシュケや心理を探るのが好きです。

ここで紹介したワインは、料理を必要とせず、それだけで飲むことのできるワインです。ワインの奥深い味わいと複雑さだけで充分に楽しむことができます。天才の心の動きと同じように、このワインの繊細なニュアンスと全ての側面を理解するのは時間がかかります。そして、熟考しているうちに自身の新たな側面を発見することができるかもしれません。

20世紀の文学とソーヴィニヨンもしくはベルデホ

20世紀には多様な種類の文学が生まれました。テクノロジーの発展により多種多様な文体や主題の文学が容易に楽しめる時代になりました。世界的に活躍する作家が誕生し、女性作家やマイノリティ出身の作家も大いに受け入れられるようになりました。

この現代的で最新の文学を楽しむのであれば、キレがよくさっぱりとしていた現代的なスタイルのニューワールドのソーヴィニョンやスペイン産のベルデホがすすめです。この2つのワインは、シトラスの香りが漂いすっきりとしていて、口の中で弾けるような爽やかさがあります。ひとつの伝統を作り上げた20世紀文学にはふさわしいワインだと言えます。

ここでご紹介したのは私のお気に入りの一端で、ワインのスタイルも文学のジャンルもまだまだたくさんあります。ワインは楽しむものなので、料理以外のものとの組み合わせを考えることで、ワインの官能的な側面を探求し、新たな発見をすることができます。ぜひ、楽しんでみてください!

シーダー

シーダー・ストルテナウはシカゴを拠点とするワインライター、又、コンサルタントであり、テクノロジー業界で短期間働いた後、彼女は、あらゆる食に対しての関心が高かったのでワインに拠点が戻りました。彼女が特に注目しているのは、消費者がワインを買いやすくなることと、あまり知られていない品種に関心を持てるようになることです。シーダーは現在、ワインの小売業で仕事をしているほか、ワインに関する記事を書いたり、小規模生産者のブランド開発に関するコンサルティングを行ったりしています。

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