RecipesWine & Food Pairing

台湾イエロー・チキンと3種類のソース

ワインと料理の相性

まずは香りから。目の前にカベルネの入ったワイングラスをおき、そのワイルドベリーの香りを嗅いでみてください。それから、火から下ろしたばかりでトウシキミの香りと3種類のスパイスの香りが漂うこの料理の匂いを嗅いでみてください。

2つの別々の香りが、お互いに反発しあうことなく漂います。料理を一口頬張るごとに、料理とカベルネの香りが溶け合います。ワインの白コショウ、唐辛子、たばこの香りが、マリネされた鶏肉の香りをさらに引き立てます。フルボディで微かな渋みがあり、飲んだ後に口に残るワインの後味のおかげで、口の中がさっぱりとします。

材料

  • 黄毛鶏 1羽

マリネ用

  • ジンジャーワイン 30g
  • 塩 5g
  • チキン・ストック・パウダー 5g
  • 卵黄 2つ
  • タピオカ粉 50g

“3種類のスパイスのソース”

  • 上白糖 1kg
  • グルタミン酸ナトリウム 15g
  • 醤油 120g
  • 金蘭醤油膏(とろみ台湾しょうゆ) 300ml
  • レモングラス 60g
  • バジル 60g
  • しょうが 90g
  • ニンニク 60g
  • トウシキミ 2かけ

その他の材料

  • ネギ 5本
  • しょうが20g
  • ニンニク 15g
  • 揚げ物用油

調理法

  1. マリネの材料をよく混ぜ合わせます
  2. 黄毛鶏をよく洗い、大きめに切ります。そして、1で作ったマリネ用液に6時間漬けます
  3. フライパンに油をひいて、しょうが、ニンニク、ネギ、マリネした鶏肉を入れます
  4. 鶏肉の皮が金色になるまで強火で炒めます
  5. バジル、3種類のスパイスのソースを加えよく混ぜ、トウシキミを加えてソースが煮詰まるまでよく炒めます

ワイン

Barrachi Cabernet Cortona Riserva DOC

コルトーナ・リザーバ・DOC (Cortona Riserva DOC)
バラキッピノ (Baracchi)

イタリア
地域トスカーナ
ブドウカベルネ・ソーヴィニヨン
輝くようなルビー色
香り野生のキイチゴとモレロチェリーの芳醇な香りと、白コショウ、クローブ、チョコレート、そしてたばこのスパイシーな香りがします。
口いっぱいに広がるジューシーな味わいと微かな渋みが見事に調和したフルボディのストラクチャーのしっかりとしたワインです。そして、フルーティな後味が残るのが特徴です。
熟成フレンチ・オーク樽で24ヵ月、その後ボトルで9ヵ月

ワイナリー

Baracchi Winery

バラッキ・エステートは、トスカーナの休日(映画)にも登場するコルトーナ東部にある美しい丘に位置しています。サンジョヴェーゼ、シラー、メルロー、カベルネ、そしてトレッビアーノといった、この土地で栽培されるブドウがバラッキワインを素晴らしいものにします。ここは、さらに進化した古くから伝わる伝統の味を味わえる場所です。

オリジナルのワインと料理の組み合わせ

Chinese Cuisines Meet Italian Wines

このガイド、そしてプログラム(“Chinese cuisines meet Italian wines”)は、“The I Factor Limited”の“MELIUS”の一環であるイタリアンワインバンク(the Italian Wine Bank)によって推進されています。このガイドは、香港にあるCCI(the Chinese Culinary Institute of the Vocational Training)、クラブチャイナ・イタリアンソムリエ協会(Club China AIS)、そして“Italian Wines World Summit”の協力によって実現しました。

このガイドは、これから数年間でより多くの支持を得られると思われる壮大なプロジェクトの第一歩として始まりました。このガイドは、新しい食文化の理解を促進すると同時に、イタリアのワイン市場の評価基準や中国、香港、マカオ、台湾、シンガポール、そして世界中で活躍する近代中華料理のシェフやレストランオーナーの紹介をすることを目的としています。

元のワインと料理の組み合わせはChinese Cuisines Meet Italian Winesをご覧ください。

シェフ リン・グオユ

広東フュージョン料理のスペシャリスト、リン・グオユ氏は、香港やマカオでその腕を振るい、2014年にはその功績が讃えられました。2016年には、有名シェフ及び中華料理の達人の一人として選ばれ、2019年には“ミスター・テイスト・オブ・チャイナ”に選ばれました。現在は、更に知見を広め、行動することが大切であるとして、国際博覧会の顧問料理人としても活躍しています。

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